アクアマン(Aquaman)

アトランティスの美しさは圧巻!『アクアマン』でニューヒーローの活躍を楽しもう

カテゴリースーパーヒーロー
監督ジェームズ・ワン
脚本デヴィッド・レスリー・ジョンソン
ウィル・ビール
製作ピーター・サフラン
ロブ・コーワン
製作会社ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ
DCフィルムズ
ザ・サフラン・カンパニー
クルーエル・アンド・アンユージュアル・フィルムズ
マッド・ゴースト・プロダクションズ
言語英語
公開2018年12月21日(アメリカ)
2019年2月8日(日本)
上映時間143分
製作国アメリカ
製作費-
興行収入-

予告動画

要約

アメリカ・メイン州にある灯台で一人の男が働いていた。男の名前はトム・カリー(テムエラ・モリソン)。ある嵐の晩、トムは岸に流れ着き、困窮している人魚のような女性を見つけ、救助する。彼女は海の底に眠るアトランティスの女王・アトランナ(ニコール・キッドマン)だった。地上人と海底人と、立場の違う二人だったがすぐに恋に落ち、ひとりの男の子にも恵まれる。しかし、アトランナには追手が迫っていた。トムと息子のアーサーの身を案じたアトランナは、二人と離れてアトランティスに戻る。

成長したアーサー(カーン・グールダー)は水族館を訪れたときに、自分に不思議な力が眠っていることに気が付く。海の生き物がいじめっ子たちから自分を守ろうとしてくれていたのだ。能力を自覚したアーサーはたくましい海の男に成長し、いつしかアクアマンと呼ばれるようになっていた。

ある日、アーサー(ジェイソン・モモア)が海に出ていると核、兵器が積まれた潜水艦を乗っ取ろうとする海賊に出くわす。アーサーは海賊の親玉であるジェシー・ケイン(マイケル・ビーチ)とその息子デイビッド(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)と格闘し、潜水艦を守った。ジェシーは自爆し、父親を失ったデイビッドはアーサーに復讐を誓う。

現アトランティスの王はオーム・マリウス(パトリック・ウィルソン)が務めていた。オームは戦争の口実を作るために、わざとデイビッドにアトランティスを攻撃するように伝え、本当に実行してしまう。アトランティスは戦争体制に入っていたが、オームの婚約者であるメラ(アンバー・ハード)は戦争に反対し、地上にいるアーサーに助けを求める。しかし、アーサーは聞く耳をもたなかった。

そんな最中、アーサーとトムが乗った車を大津波が襲う。それがアトランティスの戦争の予兆だと聞いたアーサーは、メラとともにアトランティスへと向かう。海中でアーサーはかつて自分を海の戦士として鍛えてくれたヌイディス・バルコ(ウィレム・デフォー)と再会する。バルコはこの戦争を止めるためには、かつてアトランティスを統治していた王が使っていた三又の槍を探すしかないとアーサーに伝える。

しかし、アーサーは兵隊らに捉えられてしまう。連行されたアーサーはそこで異父兄弟であるオームと対面する。アトランナが人間の血が入ったアーサーを生んだために死刑になってしまったから、オームはアーサーを心底憎んでいた。オームはアーサーに決闘を申し込み、アーサーも承諾する。大観衆が見守る中、二人は互角の勝負を繰り広げるが、オームが優勢になったところでメラがアーサーを連れ出した。

地上に出たアーサーとメラはサハラ砂漠にたどり着く。地底にもぐって探索するが、そこに三又の槍はなかった。しかし、手掛かりを見つけた二人はイタリアのシチリア島をめざす。一方、アトランティスでオームはバルコがかつてアーサーの師匠だったことを知り、彼の身柄を拘束する。明るく美しい街・シチリアに到着したアーサーとメラはささやかながらも幸せな時間を過ごすが、すでに追っ手は迫っていた。

アーサーを憎むデイビッドは、オームから受け取った新しい武器を身に着けてブラックマンタと化し、アーサーとメラを襲撃する。なんとか制圧した二人は、今度は船に乗って海に繰り出す。しかし、そこでもまた新しい敵に襲われるのだった。船が難波し、ビーチに放り出された二人は思いがけない人と遭遇する。その人とは…。

レビュー

スパイダーマン、アイアンマンなど、アメリカのマーベル映画は根強い人気がある。無敵のヒーローが派手なアクションでバッタバッタと倒していく姿は爽快なので、盛り上がるアメリカ人の気持ちはよくわかる。何も考えずに見られる作品としてぴったりだ。

今回新しく登場したアクアマンはアメリカン・コミックスが原作になっているということだが、初出はなんと1941年だったらしい。いかにもアメリカ人受けするストーリーなのに、これまでほとんど実写化されていなかったというのだから驚いた。

原作がかなり昔に作られたせいか、ストーリーや人物描写は非常に古典的。人間VS地球外生物というのもやりつくされた構図だし、王になるために伝説の槍を見つけるという展開にはなんのひねりも感じられない。せめてアーサーやメラのキャラクターにもっと個性があればいいのだが、ただたくましい、ただ美しいだけで他に特筆すべき点がないのだ。もう少しだけでも設定をひねってくれたら、もっともっと楽しめただろうに、いささか残念だ。

先に欠点から入ってしまったが、アクション映画としてみれば非常にわかりやすく、またCGをふんだんに使った海中のシーンは形容しがたいほど美しい。世界中の海や名所を見られるので、旅行気分に浸れるところも魅力的だ。おそらくCGで撮影したであろう海中や各王国の風景と、反対にロケで撮影したであろう、シチリア島の風景のギャップがいい感じだ。

私は映画館の4DXで鑑賞したのだが、臨場感たっぷりで2時間半の間、全く飽きずに見ることができた。これから視聴する人には、DVDではなく実際に映画館に足を運んで鑑賞することをおすすめしたい。

役者についてはアーサー役のジェイソン・モモアがいかにしてこんな肉体を作り上げたのだろうと思えるくらいたくましく、役にはまっている。主役としてアクアマンを演じるのは初めてだが、以前に『バットマン』や『ジャスティス・リーグ』でアクアマン役を演じてきているので、すでにものにしている感じを受けた。

ヒロイン・メラ役のアンバー・ハードももちろん美しいのだが、やはり別格の存在感を放っているのがアトランナを演じたニコール・キッドマンだ。さすがアカデミー主演女優賞を獲得しているだけあって、少ない登場シーンでも大きな存在感を残している。アーサーもオームも母親に固執しすぎている印象を受けたが、この美しさを見ればふたりの気持ちがよくわかる。ジェームズ監督は元々ニコール・キッドマンをアトランナのイメージにしていたようなので、ぴたりと役柄にはまっているのも自然なことだろう。

総合的に言えば『アクアマン』は、良くも悪くも典型的なマーベル映画。しかし、映像技術や演出、また役者の演技のおかげで一級のエンターテイメント作品に仕上がっている。続編を予想させるラストで終わっているので、まずは第一作目となる本作をしっかり見ていただきたい。

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