スーパーの魚コーナーでたまにイカが丸ごとで安く売られていることがある。
そうするとつい「お得だ!」と思い衝動買いしてしまう事も多いが、
イカは一度にたくさん食べるものでもないので1回では使い切れない。
そんな時はイカが丸ごと冷凍できればいいのだが、
イカは丸ごと冷凍できるのだろうか。
そこでここではイカを丸ごと冷凍する方法や、
冷凍イカを解凍するコツを紹介する。
イカの冷凍をまるごと?丸ごと冷凍のポイント
まずイカをまるごと冷凍できるかどうかについてだが、結論から言えばできる。
イカは冷凍可能な食材だ。
しかも都合の良いことに、
イカは内臓など取り出さず何も下処理をしないまま
丸ごと冷凍する事もできる。
ただ、イカは下処理なしでも冷凍できはするが
できれば下処理をした方が良いというのがイカを冷凍する時のポイントだ。
理由は、下処理をしないままイカを冷凍すると
そのイカを解凍した時にイカにやや生臭さが残ってしまうからだ。
また、解凍したイカを調理する時
下処理から始めないといけないので面倒という側面もある。
だからできればイカは下処理をしてから冷凍しよう。
ではイカを冷凍する前の下処理はどんな風にすればいいのだろうか。
イカの冷凍前の下処理は簡単だ。
ポイントだけを説明すると以下のようになる。
①はらわたを取る
②ゲソを取る
③耳と骨を取る
④皮をはぐ
この4工程でイカの下処理は終わりだ。
あとはジップロックに入れたりラップに包んだりして冷凍庫に入れればいい。
イカは魚やほかの魚介類と違い裁くのがとても簡単な食材だ。
だから特別な便利グッズは特に必要なく、普通の三徳包丁で全て処理する事ができる。
自分もイカをさばいて食べた事があるが、
スーパーなどで下処理済みされたものより
1匹そのままの姿のものの方が味は格段においしいと感じたから、
イカはぜひ捌いてみてほしい。
冷凍イカを解凍!注意点は?
さて、冷凍イカを解凍したい時はどうすればいいのだろうか。
冷凍イカの解凍方法は全部で4つあるので、
ここでは冷凍イカのそれぞれの解凍のコツや注意点、
あったら便利なグッズなども一緒に紹介する。
【常温解凍】
かかる時間:冬→1時間くらい、夏→20分くらい
冷凍イカを室内放置しておけば、冬だと1時間、夏だと20分くらいで解凍される。
ただ、夏でも冬でもエアコンをつけているとこの時間は変わってくる。
特に食べ物が傷みやすい夏はちょこちょこ解凍具合を確認しよう。
【冷蔵解凍】
かかる時間:3時間くらい
冷凍イカは冷蔵庫に移すことでも解凍できる。
ただ、冷凍イカを冷蔵庫で解凍すると
時間がかなりかかる上にドリップが出てしまう。
冷蔵庫でイカを解凍する場合は、
ドリップで冷蔵庫内がビショビショにならないように
平たい器に入れてから冷蔵庫に入れよう。
常温解凍・冷蔵解凍であったら便利なグッズは「バット」だ。
バットというのは角形の浅い器の事で、
料理番組などでは天ぷらを作る時などによく見かける料理グッズになる。
バットの上に冷凍イカを載せればドリップが出てもしっかり受け止めてくれるし、
薄くて浅いので場所も取らない。
ちなみにバットにはプラスチック製やガラス製など色んな素材があるが、
自分がおすすめするのは軽くて丈夫なステンレス製だ。
【流水解凍】
かかる時間:30分くらい
冷凍イカは流水でも解凍できる。
その場合、冷凍イカをジップロックに入れたままボウルなどに入れ、
水を出しっぱなしにする。
流水解凍は冷蔵解凍より時間が早くドリップが出る事もあまりないが、
水を出しっぱなしにするのでもったないと感じてしまう場合もあるのが難点だ。
【凍ったまま料理に入れる】
火を使う料理なら、冷凍イカを凍ったまま入れてもいい。
半解凍できたくらいで切ればイカも切りやすいし、
ドリップが流出する事もなくイカのおいしさを全て堪能する事ができる。
イカの解凍方法は4つあるので、
作りたい料理に合わせて選んでみよう。
ちなみに自分は4つめの解凍方法をよく使い、
イカは凍ったまま料理に入れる。
まとめ
イカは丸ごと冷凍ができる便利な食材だ。
イカは何の下処理もせずそのまま冷凍する事も可能だが、
次に取り出して調理する時のことを考えると
きちんと下処理をしてから冷凍するのがおすすめだ。
また冷凍イカには4つの解凍方法があるが、
特に生で食べるとかでない限り自分は凍った状態で切って
そのまま料理に入れる方法が一番イカをおいしく食べる方法だ。